夢職人は、江東区立第五大島小学校で毎月行われている土曜学習に参加しています。先日、今年初めての土曜学習に参加しました!寒い季節にもかかわらず、朝早くから何人もの保護者、ボランティアスタッフが、子どもたちの学習の場を作るために集まっていました。子どもたちは寒さなど微塵も感じないのか、朝から元気いっぱい。中には教室で半袖短パンで遊んでいる子どもの姿もありました。
私は今回4年2組を担当しました。今まで4年1組を担当することが多かったのですが、同じ学年でもやっぱりクラス毎に雰囲気が違うんだなぁと感じられておもしろかったです。
私は今回4年2組を担当しました。今まで4年1組を担当することが多かったのですが、同じ学年でもやっぱりクラス毎に雰囲気が違うんだなぁと感じられておもしろかったです。
1時間目の国語の時間は、詩の読解問題を2枚と、3年生と4年生の復習の漢字を1枚ずつ、そして慣用句のプリントなどを解きました。
詩の読解は難しいため、先生も「ここは間違えてしまうかも」と予想していた問題がありました。しかし、みんなスラスラと解いており、その問題もほぼ全員正解! 間違えてしまった子どもも「線が引かれている前後をもう一度読み直してみるといいよ」などと促すと「あ、そうか!」と自分で気づいて正解に辿り着いていました。
漢字の問題は、トメやハネなどにも注意をしながら丸付けをしていきます。問題数が多いので、途中で「疲れてしまったのかな?」と思われる字があるのですが、その場合には「この字だけ今ここに超丁寧に書いてみて!」と促して目の前で書いてもらい、トメやハネが間違っていないかなどを確認しました。「上げる」と「挙げる」など、同じ読み方で違う漢字の問題は難しかったようで、みんなで答えを発表し合うと色々な答えが出てきて、時には笑いが起こる場面も。色々な発想の中で「あ、それだ!」とみんなで納得して答えを見つけていました。
2時間目の算数は、帯分数の足し算・引き算と、割り算や掛け算を使った文章題を解いていきました。
帯分数の足し算・引き算では、帯分数を仮分数に、また、仮分数を帯分数に直すのが難しいようで、子どもたちが苦戦している様子が見られました。まずは一人で考えてみて、わからない場合は手を挙げて質問をします。そのときに、自分はどうやって考えたか、どこがわからないかを説明しながら質問してくれるのですごいなぁと思いました。
イチから説明をするとすぐに理解してできるようになりました。「できるじゃん!」と言うと嬉しそうに次の問題にも取り組んで、最後には2時間目が終わってからも「最後まで解きたい!」と自発的に残って問題を解いていました。
割り算と掛け算を駆使する文章題では、文章の意味を理解するところから始まります。
例えば、「●個の鉛筆を●クラスに分けて、1クラス●人ずつ配るとしたら余りは何本ですか?」という問題は、1回間違えたとしても、絵を描いたりしながら状況を説明すると、「そういうことか!」とスラスラと正解を導き出すことができていました。
土曜学習に参加していつも思うのは、「わかった!」という時の子どもの表情は、とても楽しく嬉しそうだということ。ある先生とお話したときに、土曜学習では普段の授業よりも子どもたちが伸び伸びしていると聞きました。土曜学習はみんな同じペースではなく、個人のペースで問題を進めていけるので気持ちもほぐれて良いようです。先生たちも「土曜学習は伸び伸びとさせてあげたい」という想いがあるそうです。個人のペースに合わせられるのも、丸付けをする保護者や地域の方、ボランティアスタッフが多く集まっているから、とのこと。
今後も子どもたちの「わかった!」「解けた!」という時の楽しそうな表情をより一層引き出すお手伝いができたらなぁとあらためて思った今月の土曜学習でした。
(コーディネーター あっきょ)
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