2014年11月24日

2014年11月福島ワークキャンプに行ってきました!

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11月22日(土)〜11月24日(月・祝)の2泊3日で、「福島ワークキャンプ」を実施しました。この活動は、NPO法人あぶくまエヌエスネットさんとの東白川郡都市交流事業「結いの交流」の一環として、昨年の1月から実施しており、今回は第5回目の実施になります。

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1日目は福島ワークキャンプで毎回お世話になっている神永さんのお宅にお邪魔しました。神永さんは塙町で代々農家を営んでおり、ここで私たちは農作業や林業のお手伝いをさせていただいています。神永さん宅に到着後、神永さんのお宅で収穫されたお米やお野菜がふんだんに使われたお昼ご飯をいただきました。今回も地元の美味しいお野菜たっぷりのお料理にスタッフ一同、大喜びでした。

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美味しいご飯を食べてお腹も満たされたところで午後は農作業のスタート!今回は、たくさん実った大豆の脱穀と選別作業を行っていきます。実はこの大豆、第3回目のワークキャンプの際にスタッフが植えたもの!前回の第4回目では畑の草刈も行いました。自分たちが植えて育てた大豆がついに収穫を迎えました!

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まずは、さやから大豆を取り出す作業。ビニールシートを敷いた上にさやが付いたままで乾燥させた大豆の枝を置き、それを木の棒で何十回と叩き、豆を落としていきます。叩き終わったら、今度はザルに入れてさやや小枝などをふるいにかけます。そして最後に唐箕(とうみ)と呼ばれる大きな機械をつかい、豆などの穀物を上から少しずつ落とし、横から風を送って藁や鞘などの軽いものを吹き飛ばし、ついにきれいに大豆だけがでてきました!

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しかし、まだ終わりません!今度は取り出した大豆の選別作業を行います。形の悪いものや変色したもの、穴が開いているものを除いて、いい豆だけを残します。作業が始まるとスタッフはみな集中して、黙々と取り組みます。慣れてきたスタッフは両手が次々と動き、素早く豆を選別していました!

ここまでで大豆の収穫作業が終了です!収穫一つとってもたくさんの作業があって、普段食卓に並べられる食べ物はそれらを経て自分たちの下に届いていることを実感させられました。次回のワークキャンプでは、ここで収穫した大豆を味噌にします!どんな味噌ができあがるのか今からとても楽しみです。

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夜には、あぶくまエヌエスネットの進士さんによる「まさか!の時の生き残り塾」が開講。地震や大雨など災害時のまさかの時に使える技術を進士さんから教わりました。1日目と2日目の夜に2回に渡って開講して頂きましたが、1日目は「新聞紙の活用方法」についてです。

新聞紙は実はいろいろなものに大変身します!新聞紙をくしゃくしゃにするのを繰り返すと、なんとティッシュペーパーに早変わり!実はこれは防寒具としても使えてとっても暖かい。他にも、新聞紙を固く巻くと火をつけるための薪の代わりにもなり、お米も炊けちゃいます。身の回りにあるものがこんなに役立つ道具になることに驚きを隠せませんでした。

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2日目は、「NPO 法人トチギ環境未来基地」さん、「NPO 法人いわきの森に親しむ会」さんが主催する「苗木 for いわき」プロジェクトに参加し、海岸林の整備作業と植林活動を行いました。このプロジェクトは、東日本大震災の津波で被害を受けたいわき市の海岸林を再生するためにスタートしたもので、24,000本のクロマツの植林を行うことを目標に活動を行っています。

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午前には植林活動を行うための整備作業を行いました!海岸沿いには津波によって流されてきた流木が多く見られ、それらを撤去していきます。木の枝が絡み合って取り出すのに苦労するものもあれば、一人では運べないような大きなものもあります。木を切って取り出す人、数人で協力して声を掛け合い運ぶ人、みんなで協力して整備を行いました。

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午後からはいよいよ植林作業!いわきや栃木の小学校、福祉施設で大切に育てていただいたクロマツの苗を植えていきます。120本のクロマツを植えることを目標に頑張ります!まずは、クワで周りの雑草を取り除き、土を耕し、苗を植えます。

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これから何十年後、津波の被害からみんなを守ってくれるような大きな松の木に育ってくれるように思いを込めて植えました。慣れない作業でへとへとになりながら、目標の120本を達成できました。ぜひ、またこの場所に来て自分たちが植えた苗がどうなっているのか見に来たいと思います。

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夜は、進士さんによる「まさか!の時の生き残り塾」第2回目です。今日は「段ボールの活用方法」について。段ボールも非常時にはベッド、間仕切り、トイレ、などいろいろな使い方ができますが、講座の中では進士さん特製の非常時トイレを実際に見せてもらいました。大人の男性が乗っても壊れない、蓋のついた丈夫なもので、段ボールでこんな立派なトイレが作れることに感動しました。

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最終日は、1日目にお世話になった神永さん宅で農作業のお手伝いをしました。今日の作業は、玉ねぎの苗植えと落花生の収穫です。落花生は、枝に実ったものだけでなく、土やその中に落ちたものもあるため、土の中を掘ってたくさんの落花生を収穫しました。

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作業終了後は、神永さんが育てた野菜を畑から収穫して、お土産としていただきました。白菜、キャベツ、ねぎ、人参、水菜など、どれも新鮮なものばかりで、その場で獲れたものを食べて「おいしい!」とスタッフもみな感激していました!最後のお昼ご飯は、具だくさんのけんちんうどん!農作業で空腹のスタッフにとってたまらない最後のご飯になりました。

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5度目のワークキャンプも、福島の方々と交流しながら、たくさん体を動かして、おいしいご飯をいただいて、本当に楽しく有意義な時間でした。この福島では普段できない体験をし、自分が楽しみながら誰かのために働ける、そんな活動ができる場所だと思います。これからも継続して交流を続けていきたいと思います。


次回は2月!どんな体験ができるのか楽しみにしています!

(サポートスタッフ ばしょう)


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posted by NPO法人夢職人 at 21:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ワークキャンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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