2014年01月21日

団体設立10周年を迎えました!

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2014年1月21日で夢職人は、設立10周年を迎えました。
皆様より素敵なお花やメッセージ、ご寄付などを頂戴し、団体を代表して私(代表理事・岩切)より皆様へ感謝のご挨拶を申し上げます。2004年1月21日に社会教育法・第三章にあたる社会教育関係団体の認定を江東区教育委員会より受け、夢職人が設立・誕生しました。その後、4年間の任意団体期間を経て、東京都からNPO法人の認証を受けて2008年4月25日に登記・法人化いたしました。

設立時は、私は
21歳・大学3年生でした。高校時代に子ども会活動をサポートするジュニアリーダーに取り組み、その後、大学で心理学を専攻しながら児童養護施設でボランティアをしたり、全国の子どもに関する様々な活動を行脚していました。今の団体は、近所のひとり親の家庭の子どもを預かり、週末に出かけはじめたのがはじまりでした。お体に障がいをお持ちの親御さんからも頼まれたり、自営業で週末にどこにも連れていってやれないと悩んでいらした親御さんからも頼まれるようになりました。預かった子ども達の相談には、いつでも真摯に耳を傾けてきました。子ども達からも親御さんにもとても喜んでいただくことができました。

私自身、人情厚い東京下町で育ち、小学生の頃は、同級生よりも地域の大人にたくさん色々なところに連れていってもらい、様々な体験をさせてもらっていました。血縁関係もない自分を本当に我が子のように暖かく支えてくれた方々が周囲にいたことは本当に恵まれていました。自分にとっては、地域によくしてもらった子どもの頃の恩返しとしてできる限りのことをしようと取り組みました。当然、一人の学生にできることに限界があり、継続的にやっていくには、仲間や団体、仕組みが必要だと感じるようになりました。まだ、当時はNPOや社会起業(ソーシャルビジネス)という言葉などがまだ一般的にも全く普及しておらず、現在のような様々な中間支援も相談先もありませんでした。設立資金も人脈も全くない、志に共感してくれた数人の学生仲間で貯金やアルバイト代を出し合い、協力者を募る手紙を書くことからはじめました。

はじめた頃は、数人の子どもと若者達だけでしたが、今では年間でのべ5,000人以上の子どもや若者と活動を共にし、振り返れば10年間で300以上の体験プログラムを実施し、のべ数万人の機会と場を提供してきました。これまで10年間、一度も大きな事故がなく活動してこられたことも素晴らしいことだと思います。今では、参加者だった子ども達が大きくなり、立派な若者となって、地域社会の教育循環を担ってくれるまでになりました。ここまで歩んでくるまでの道のりは、けして平坦なものではありませんでした。道なき道を突き進む中で、何度も何度も転倒し、怪我した回数も数知れません。活動が軌道にのりつつあっても、震災や台風など自然災害の影響を受け、かなり苦しい状況にもなりました。でも、今こうして10週年を迎えられたのは、
一重に子ども達、団体スタッフ、保護者さん、支援者さん、この業界の諸先輩方の皆様からたくさんの叱咤激励をいただき、ご協力・支援いただいたお陰です。心より感謝申し上げます。

任意団体時代の2004年からの4年間は試行錯誤の準備体操、NPO法人化してからの2008年から2014年の6年間で活動や組織の基盤づくりに取り組み、走るために必要な強い足腰を作ってきました。これからは、団体のギアの段階を上げて、第二ステージへ新しいチャレンジをしていきます。すでに全国規模での様々な連携の試みもはじめています。これまで以上に一人ひとりの子ども達にとってより良い教育活動を実施できるようにいたします。これからの社会を担っていく子どもや若者達を取り巻く課題は山積しており、正に社会総がかりでの取り組みが急務となっています。日本を代表できるようなイノベーティブなNPOとなれるようにこれまで以上に邁進して参りたいと思います。これからも当法人へのご支援・ご協力を何卒、よろしくお願い申し上げます。

(代表理事 岩切)


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