

9月14日〜15日の1泊2日で当法人で活動するスタッフの研修が実施しました。本来は、16日までの2泊3日の予定でしたが、大型台風の影響があり、1日短縮しての実施となりました。


当法人では、スタッフの研修は日々の活動前後に実施されるもの、定期的に実施される宿泊を伴った研修などいくつかの種類があります。今回は、レクリエーションやテント設営・撤収・宿泊、野外料理や刃物の使用方法など、子どもたちとの活動では欠かせない野外活動に関するトレーニングを中心に宿泊研修を実施しました。


今回は、スタッフ自身のスキルを身につけ、向上する講習がメインです。ただ、ものの使い方を覚えるだけではなく、子どもと活動するときに気をつけることは何か?それはそのプログラムの醍醐味をしっかり理解すること、そして、それは子どもたちの成長にどのようにつながっていくのか、一番大事なところを考えながらのプログラム運営となりました。


子どもたちと活動をするとき、指導者は適切な物の使い方がわからなければ安全に活動をすることができません。そして、その意義をしっかり子どもたちの活動に反映できるように準備をしていくことが大切です。


1日目の最後は、教わったことのまとめに毎年恒例の野外料理を行いました。今回は、どのチームが上手くできたか細かく採点をしていくコンテストもしました。チームワークも野外料理のスキルも抜群でとってもハイレベルな戦いになりました。(笑)


2日目は、バケツをひっくり返したような雨の中、テント撤収を行いました。環境が悪い中で、どのように片付けるのが良いのか知る良い練習になりました。参加スタッフのチームワークが良く、予定していた時間の半分で撤収も終了しました。その後、レクリエーションの実技演習を行いました。色々な種類のあそびを覚えながら、どのように子どもたちとどのようにコミュニケーションをしていくのか練習を積み重ねました。


午後は、ケースワークやディスカッションを行いました。実際に子どもたちとグループ活動している場面で、問題に直面した時にどのような対応を図っていくべきか具体的に検討します。一つの問題場面でも小さな課題が複数あったり、解決策が複数考えられます。どのように紐解き、子ども達にとってベストな対応ができるのか考えました。


また、その後のグループワークでは、日本の子どもに関するいくつかの課題を取り上げ、マクロの視点からに教育についてディスカッションをしました。目の前の現場での活動だけでなく、子ども達を取り巻く状況について知り、その上で関わっていかなければなりません。学生や社会人問わず一緒に活動している当法人では、年齢の違う世代間でのディスカッションにもなり、様々な視点を学ぶことができました。
日々、成長していく子どもたちと活動していくために私たちスタッフが必要なことは何よりも自分自身が学び続けていくことです。これからも活動の現場と研修を繰り返しながら学びの場を作っていきたいと思います。
(コミュニティマネージャー ゆな)
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