2007年02月20日

東京少年鑑別所に行ってきました。

コピー 〜 CIMG9311.JPG

 本日は、氷川台にある東京少年鑑別所に勉強のため、見学に行ってきました。少年鑑別所は、主として家庭裁判所から観護措置の決定によって送致された少年を収容するとともに、その心身の状態を科学的方法で調査・診断し、非行の原因を解明して処遇方針を立てるための法務省所管の施設です。全国に52カ所あり、東京には、東京少年鑑別所の他に八王子少年鑑別所があります。

 雨の中、今日の見学では、職員の方から鑑別所について詳しい説明を受け、ビデオ等で鑑別所の中の様子を見せていただきました。基本的に一般の人は、中を実際に見学することはできません。近年、マスコミの報道もあって、少年犯罪が急増しているように感じていらっしゃる方もいらっしゃると思いますが実際には違います。全体の犯罪数も減り、殺人や強盗などのいわゆる凶悪犯罪も減っています。しかしながら、罪を犯した少年・少女の更生に関する処遇の重要性は、変わりません。少年鑑別所では、先に述べたように少年たちが非行に走るようになった原因や今後どのようにすれば健全な少年に立ち戻れるかを、医学、心理学、社会学、教育学などの専門的知識及び技術で明らかにします。私が心理学を専門としていることもあって、本日は、詳しい心理検査等に関する説明をいただきました。

 観護措置を受けている少年・少女たちが適切な処遇を受けられるようにとても細かい分析が行われていることを知るとともに、実際にそこで働いている法務教官や法務技官の方々の熱心さも感じることができました。職員の方もおっしゃっていましたが、少年・少女たちがここにたどり着かないようにするためにはどうしたら良いかという取り組みは、今の私達にも十分できる取り組みです。好きこのんでこの場所にたどり着く人はいません。その少年・少女にとっても、社会全体にとってもとても悲しい出来事です。夢職人が子ども達ひとりひとりのためにできることを改めて考えさせられた一日でした。

(代表 岩切)



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posted by NPO法人夢職人 at 21:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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