2012年11月23日

「市民セクター全国会議2012」(“動く”を究める!)の分科会に登壇しました!

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本日は、「市民セクター全国会議2012」(“動く”を究める!)の分科会「自ら動く〜当事者性と波及〜/事業と共感で社会を拓く」に登壇をいたしました。本会は、日本NPOセンターと実行委員の両主催で企画・運営をし、市民セクターの位置づけや自らのあり様について、市民セクター関係者間で議論をすることを目的に2002年から隔年で開かれています。ノウハウやトピックスではなく、じっくりと議論を進めることに主眼を置いている会です。今回は、この業界の大先輩となるNPO法人共働学舎・副理事長の宮嶋望さんと一緒に登壇をさせていただきました。

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【分科会・内容】
市民セクターのリーダーは、自ら社
会課題に当事者性の意識を持ち、その課題を解決するために地域社会を拓いてきました。しかし、強いリーダーシップやそのリーダー個人のキャラクターや力量
だけに頼っている場合、団体の持続性がなく、当初掲げていたミッションを失ってしまうこともあります。自らが動き、持続可能な団体運営を行い、目的を達成
するためには、多くの人たちの共感のもとに寄付やボランティア参加を広げていくことや、社会に必要な事業を展開していくことが重要になっていきます。リー
ダーの想いが、周りの人をどう巻き込み、それがどう組織化されるか、そこからどう持続可能な組織に育て、社会に必要な事業を展開し続けられるかについて、
検討をしていきます。

分科会・論点
・市民セクターのリーダーシップとは。
・当事者性のある共感や参加を広げていくためには。
・自ら動いたあとの、組織や事業のあるべき姿とは。


【登壇者】
岩切準(特定非営利活動法人夢職人 代表理事)
宮嶋望(特定非営利活動法人共働学舎 副理事長)

【コーディネーター
萩原なつ子(特定非営利活動法人日本NPOセンター 副代表理事)


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嶋さんの取り組みの凄さには驚くばかりでした。「ひきこもり」「不登校児」「障害者」「非行少年」などと呼ばれ、一般の労働市場で仕事を見つけにくい人の働く農場として「ソーシャルファーム」を運営されています。NPOやソーシャルビジネスという言葉が出来るかずっとずっと昔からです。この農場で作られたチーズがオールジャパンチーズコンテストで最高賞を受賞し、2004年第3回山のチーズオリンピック(フランス)で「さくら」が金賞・グランプリ受賞しています。「オレは乗れないけど、チーズはJALのファーストクラスにのってるよ!」おっしゃっていました。宮嶋さんは、マザー・テレサに直接お会いしたことがあるで、「世界中で一番心が飢えているのは日本の子ども達ですよ!あなたはその子ども達のために共働学舎で働いているのでしょう!」と指摘を受けたというお話はとても印象的でした。

事例発表後は、
萩原さんの進行でワールド・カフェを行いました。実践者が集まっている会なので、もちろん、各テーブルのお話はとても白熱していました(笑)萩原さんの問いもなかなか難しいものでしたが、各テーブルのお話を聞かせていただきながら私自身もとても勉強になりました。今回、貴重な機会をいただき、関係者の皆さまには心より御礼を申し上げます。

(代表理事 岩切)


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posted by NPO法人夢職人 at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 講演/研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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