本日は、昨今、大阪市や被災地で注目を集めている「学校外教育バウチャー」の仕掛け人でもある一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事である今井悠介氏をお招きし、「『学校外教育バウチャー』で教育格差は解決できるのか?〜すべての子ども達の教育機会を保障する新しい仕組み〜」と題した公開セミナーを実施いたしました。今回のセミナーの実施にあたっては、広報や運営などとても多くの方々にご協力をいただきました。この場を借りて厚く御礼を申し上げます。誠に有難うございました。ご来場いただいた方も定員を大きく上回り、当初予定していた倍の大きさの会場をご用意いたしました。
セミナーの会場では、今井さん自身でまとめられた日本の教育格差や学校外教育バウチャーに関する資料が配布され、みなさんもじっくりご覧になっていらっしゃいました。これだけわかりやすくまとまった資料をいただくだけでも価値があったと思います。会場には、東日本大震災で被災した子ども達を対象としたチャンス・フォー・チルドレンの募金箱も設置され、皆さんから多くのご支援をお寄せいただきました。なお、下記のページからもご支援いただけます。
ご寄付などでのご支援 http://www.cfc.or.jp/support/
Tポイントからのご支援 https://tsite.jp/r/donation/
セミナーでは、まずはじめに今井さんから1時間ほどお話をいただきました。今井さんご自身は、阪神淡路大震災を神戸で経験され、大学時代に経験されたある子どもとの出会いについてのお話からはじまりました。その後、日本の子どもの貧困問題や教育格差の現状や学校外教育バウチャーの仕組みについて説明をいただきました。日本の教育システムの特徴について、しっかりと捉えているからこそ、この学校外教育バウチャーがとても有効であることがよくわかりました。同じ格差の問題であってもその国々における状況を踏まえることがポイントだと感じました。
休憩を挟んだ後に、私がファシリテーターを務め、今井さんと会場とのディスカッションを行いました。はじめに、私の方から2,3つの疑問点についてご質問をさせていただき、その後、会場とのやり取りに入りました。今回のセミナーでは、政治家や国の官僚、市区町村での担当者、民間事業者、企業の社会貢献担当者などなど本当に多様な関係者の方々にご参加いただくことができ、様々な視点から学校外教育バウチャーに関する見識を深めることができました。
お話をしていただいた方の中から全国学習塾協会の会長である伊藤政倫先生にも飛び入りでご登壇をいただきました。事業者から考えた際に、このようなNPOの存在をどのように感じられるのか生の声をお伺いすることができました。また、驚いたのは、自らの意志で高校生が参加していたことでした。高校生とは、思えない高い意識とはっきりとした言葉に会場の皆さんもとても驚いていました。twitterやfacebookを通じて、このような若者が来てくれたことは、本当に有難いことだと思います。
会場からは、「支援対象者をどのように区切っているのか?」、「結局のところ、格差を埋めるにはいくら必要か?」、「CFCのこれからのビジョンは?」、「今井さんの考える学力とは何か?」など幅広い質問が寄せられました。立場は違えど志の高い方々が集まることで、また新しい考えが創発されていくような感じがしました。大切なのは、議論だけではなく、小さくても実際にアクションにつなげていくことだと思います。最後に今井さんから皆さんへお伝えしていた内容を下記にもご紹介いたします。ぜひ、ご支援やご協力をいただければ幸いです。
<CFCからの協力のお願い>
教育格差解決のためには様々な行動の仕方があります。
次のようなご協力をいただけると大変ありがたく思います。
・企業や団体の社会貢献担当の方を紹介する
・自治体の担当職員の方を紹介する
・講演や活動を紹介する場を作る(10人以上集まる場があれば今井が必ず行きます)
・CFCサポート会員として継続的な寄付をする(月500円〜入会可能)
・自由な金額を寄付する(下限上限なし)
・知人、友人、親族に寄付先としてCFCを紹介する
・ボランティアやインターンとして一緒に活動する(主に営業活動・広報活動)
・Facebookで“いいね!”ボタンを押す / Twitterでフォローやリツイートする etc.
一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン
TEL:022-265-3461 FAX:022-265-3471
http://www.cfc.or.jp/contact/
(代表理事 岩切)
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