

本日は、第三回夢職人★ゼミナール(ユメ★ゼミ)が行いました!ユメ★ゼミは、子どもに関するテーマを幅広く取り上げながら、子どもを取り巻く社会の課題について、広く考え、見つめ直し、学びを深めていくために行う内部スタッフ向けの学習会&研究会です!今回は、法務省で保護観察のお仕事をされている方を先生としてお迎えし、「更正保護」(保護観察)をテーマに基本的な刑事司法の流れや保護観察の概要をはじめ、犯罪を犯してしまった少年がどのように社会復帰をしていくのか具体的なお話をお伺いいたしました。
「更正保護」という言葉は、「なかなか耳慣れない言葉だなー!」と思われる方も多いと思います。更正保護は、簡単に言うと犯罪を犯してしまった方が犯してしまった罪をつぐない、社会の一員として立ち直ろうとうすることを支えることです。高等裁判所の管轄区域ごとに全国8か所に設置されている「地方更生保護委員会」と地方裁判所の管轄区域ごとに全国50か所に設置されている「保護観察所」で行われています。今回は、「更正保護」の中でも20歳未満の少年に関する保護観察を中心に学びました。
一人の方の更正保護を支えるには、大変多くの方々の尽力があります。その多くは、これまでボランティアで支えられてきており、民生委員と同様に年々減少傾向にあるそうです。犯罪を犯してしまう少年・少女の中には、非常に難しい環境で成長してきたケースも少なくなく、きちんと社会復帰をすることができるためには、かなり多くのリソースが必要なことがよくわかりました。
犯罪を犯してしまった方の社会復帰にかかる様々なコストを考えれば、やはり予防の重要性を改めて強く感じさせられました。犯罪予防に関する取り組みも法務省の担当局で尽力されているということでしたが、私たちのようなNPOにできることもかなりたくさんあるように感じます。講師の先生が初めにお話されていた「今回は、このようなことを知るきっかけになればと思います」という言葉をしっかりと受けとめ、こういったことにもしっかりとアンテナを張り、学びを深め、実践へとつないでいくことができるようにしたいと思います。
<参考>法務省 保護局
http://www.moj.go.jp/hogo1/soumu/hogo_index.html
(代表理事 岩切)
NPO法人夢職人のホームページ
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