今日は、第二回夢職人★ゼミナール(ユメ★ゼミ)が行なわれました。ユメ★ゼミは、子どもに関するテーマを幅広く取り上げながら、子どもを取り巻く社会の課題について、広く考え、見つめ直し、学びを深めていくために行う内部スタッフ向けの学習会&研究会です。今回の講師は、都内の小学校で副校長先生としてお仕事をされている加藤聖記先生にお越しいただきました。加藤先生は、海外の日本人学校の教員や東京都教育委員会などにも行かれ、様々な経歴をお持ちの方です。
前回は、「社会教育」についてでしたが、今回のテーマは「学校は何のためにあるのか?」です。みなさんは、学校が何のためにあると思いますか?何をするところだと思いますか?勉強をする、集団生活を身につける、休み時間に遊ぶ、など色々出てくるかと思います。
昔は、地域の人たちがお金を出し合って学校を創っていたそうです。その中で、「読み・書き・そろばん」と言われる基礎的な学力を教えることが目的でした。しかし、現代の学校教育では、社会から見ても学校に対する期待はとても大きいものとなっており、勉強以外にも基本的生活習慣や社会のルールなど、様々なことを教えているのが現状だそうです。「学校の本来の役割とは何か?」、「家庭や地域でできることはもっとあるはず!!」とても熱い思いで1時間お話していただきました。残りの時間は、私達スタッフからの質問時間として取っていただきました。 「企業と公立学校のマネジメントの違い」や「なぜ昔の学校教育の形に戻さないのか?」などの質問があり、非常に実りあるお話を聞くことができました。
以前、加藤先生が赴任していた学校で、学校と地域と保護者が一体になって作り上げた学校行事の話は、今後の「学校」「家庭」「地域」がどうあるべきかを感じさせてくれました。学校現場の一面を知り、改めて地域の中で私達の様なNPOがやっていくべきものが見えてきました。また加藤先生を始め、たくさんの先生達が現場で子ども達のために熱心になって取り組んでいる様子も知ることができました。
講演終了後も多くのスタッフが残り、加藤先生を囲んでたくさんのお話を聞かせていただきました。「学校」がすべてを行なうのではなく、「家庭」と「地域」の三者が協力し合い、「大人がみんなで子どもを育てる!」。それこそが子どもが心身共に豊かに成長していく上で必要なことだと、今日の講演を聞いて感じました。
今日はお忙しい中、加藤先生には貴重なお話をしていただき、どうもありがとうございました。大変勉強になりました。話を聞いてそこで終わりにするのではなく、話を聞いた上でこれからどうすればいいのか考えていかなければなりません。次回のユメ★ゼミも、また違った視点での勉強ができることを楽しみにしています!
(サポートスタッフ ふっか)
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