6月5日、集合場所には、子どもたちが集まりました。みんな自分がそのまま入れてしまいそうな大きいリュックを背負っています。学年は、みんな1年生から3年生。一人でおとまりするのもはじめての子も多いなか、これから一泊二日のキャンプに出かけます。一体どんなキャンプになるのか!?ドキドキワクワクの「はじめてキャンプ2010」がスタートです!
キャンプに参加してもらうにあたって、あらかじめ子どもたちには、「自分の身のまわりのことは自分でやろう!」と伝えていました。荷物の準備もキャンプの第一歩です。みんな、自分で荷物準備できたかな?「できたひと〜?」と聞いてみると・・・、全員が元気に手をあげてくれました!キャンプへの意気込み、バッチリのようです♪
子どもたちは電車とバスを乗り継いで施設へと向かいます。子どもたちを迎える最初の難関は、電車の改札!切符を吸い込む自動改札にみんな興味津々です。行きは切符もう一回出てくるから、忘れずに取ってね〜!乗り継ぎの駅に降りるたびに、子どもたちは「ここでキャンプするの?」、「ねぇここ山じゃないよ」と少し不安そうに言っていました。大丈夫、目的地に着くのはバスを降りてからだからね。
電車を降りてバスに乗ると、だんだんと風景に緑が濃くなっていきます。田んぼの緑、草っぱらの緑、林の緑。ね、雰囲気出てきたでしょ。バスを降りて歩いていくと、草の茂みから、なんとヘビがお出迎え!これにはみんなびっくり仰天!ヘビはすぐに隠れてしまったけど、深い森に近づいていることをみんなに教えてくれました。アスファルトの木漏れ日を踏みながら歩いて、ようやく施設のお隣の公園に到着です。2時間くらいかかったから、みんなよく頑張ったね!
公園でお昼ごはんを食べたあと、施設に入り、施設内でのお約束の案内を受けました。お風呂の入り方、ごはんを食べるときの注意、他の団体さんもいる中で、みんな静かに話を聞いてくれています。えらいな! 毛布のたたみ方の説明のときに、施設のお兄さんが「じゃあたたむの手伝ってくれる人ー?」と声をかけると、キッズクラブの子どもたちからパパっと手が挙がりました。おおっ頼もしいぞ! 毛布は重くてたたむのはひと苦労でしたが、みんなに見せる仕事をしっかりやってくれました。
さて、部屋に荷物を置いたら、いよいよ楽しい時間の始まりです。施設から森へと、いざ出発!実はここには、みんなを待っているひとたちがいるんです…みんなが来るのを心待ちにしていた「ある人たち」とは??それは、森に住む原始人「テガノ族」!!なんと怪しいその姿!「みんなよく来てくれた。さぁ、われらと遊ぼう。森の中に隠されたカギを探すのだ!」
テガノ族の言葉に最初はおっかなびっくりだった子どもたち。でも、地図を手にするとやる気満々になって、班ごとにカギ探しの旅へ出かけました。広い森の中でカギを探すのはなかなか大変。でもその分見つけた時はうれしくて、「あったーーーー!!!」と走ってカギに駆け寄っていました。ある場所ではテガノ族の挑戦をクリアしつつ、子どもたちは見事何本ものカギを手に、探検から戻ってきました。
しかし、まだまだ遊びたいテガノ族!続いてもあそびで真剣勝負です!子どもたちの目は本当に真剣です!激しいスライディングを繰り出す子も!結果は、見事子どもたちの大勝利。遊んでくれたお礼にと友情の証を残して、テガノ族は森へと戻っていきました。
ところが、実はテガノ族との出会いはこれだけでは終わらなかったのです・・・。夕食のあとのキャンドルファイヤーにも駆けつけてきました!テガノ族の踊りに合わせて、子どもたちは一生懸命体を動かします。ノリノリだ! 歌が始まるとさらに盛り上がり、みんなで手拍子をして、ジャンプして、アンコールまで飛び出しました。歌い終わって森に帰るテガノ族に、子どもたちは付いて行きたくてたまらない様子。みんなが泊まるのはこの場所だから、ガマンだよ。もしかしたらまた来年、会えるよ・・・!
体を動かしたあとはお風呂でさっぱり!着替えもシャンプーも力を合わせつつ、みんな自分の力でできました。今日一日本当にがんばったね!明日は何が起きるのかな? わくわくしながら・・・おやすみなさい☆☆☆
(プロジェクトリーダー ケロ)
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タグ:キャンプ