本日、6回目を迎えた商人スクールは、毎年たくさんのお客さんが来場する江東区民まつりで駄菓子屋さんを出店する日です!まわりでは大人の方々がいろいろなお店を出店する傍らで、子どもたちだけで出店することになります。
ついにこれまで準備を積み重ねてきたことのお披露目ということで、みんなの商人魂が燃え盛ります!!「どれくらいお客さんがくるのかな!?」、「たくさん売るぞ!!」わくわくとドキドキしながら集合したみんなの目はキラキラと輝いていました!!
開店準備を始める前に校長先生からみんなに突然のお話しがありました。一方のチームのメンバーがやむを得ず欠席となり、お店をまわすことが難しい人数に。そういう状況を踏まえて、みんなはどうしたいのかが問われました。
このままチームごとに分かれたまま準備を進めるのか、お店を合体させるのか、それとも新しい選択肢を考えるのか、子どもたちには決断が迫られます。大人は、一切意志決定に関わりません。子どもたちが出した答えを尊重するのみです。このままだとお店をだすこと自体難しくなるから一緒に協力してやろうという主張がある一方で、これまで続けてきたチームとしての結束やこだわりがあるからこのままでやりたいという主張があるがありました。それぞれの想いが錯綜します。さて、子どもたちが出した答えは・・・
最後には、チームを合体し、みんなで協力してお店の運営をするということを結論として出しました!「不思議な駄菓子屋」チームと「1,2,3,ダー!菓子屋」チームが合わさって、新たに「不思議な1,2,3ダー!菓子屋」の誕生です☆
新たなチームで、いよいよ開店準備にとりかかります。商品や会計場所の配置、値札をつけたり、看板の用意をしたり、スーパーボールすくいの準備など、やることがたくさん。しかし、合体してのとまどいも少しあってか、準備がうまく進みません。みんな、がんばれー!
さて、一通りお店の準備ができたところでロールプレイを行います。夢職人のスタッフたちがお客さんに扮し、実際に商品をとってお会計を済ませるまで、一連のやりとりを模擬的に練習します。次から次へと押し寄せるスタッフたちに対応しきれず混乱してしまい、落ち込んでしまう場面もありました。しかし本当のお客さんに気持ち良く買ってもらえるよう根気強く練習を重ねます!
ついに、待ちに待った開店です。準備や練習に時間がかかった分、お店を開店できる時間はわずかとなってしまいましたが、たくさんの駄菓子屋さんの開店を心待ちにしていたお客さんに来ていただき、店舗は大盛況!子どもたちは一生懸命仕事をしてお店をまわしていきます。忙しさの中で声を掛け合い、だんだんとチームとしてのまとまり、エンジンがかかってきました!
日が沈み始める16時にお店は閉店を迎えました。一方で課題もたくさん見つかりました。駄菓子やおもちゃもたくさん残っています。「やばいぞ、明日はもっと売らないと!!」どんな工夫をしたらもっとお客さんに商品を買ってもらうことができるのかを考えて課題をひとつひとつ解決していかなければなりません。みんなは課題ごとにチームを分けて明日までの宿題にしていました。どんな工夫で明日を乗り切るのか、注目です!
課題はたくさんありますが、自分たちの力で準備を進めて、お店を開き、ここまでの経験をできるのは大変なことです。初めはお互い顔もしらないメンバーだったのが、ひとつに団結してお店を運営し、お客さんに喜んでもらえるまで成長するなんて、なかなか考えられませんよね。みんなが一歩一歩成長してきたことを思うと胸が熱くなりました。
明日が出店最終日になります。みんなの力がひとつになればもっとすごい駄菓子屋さんになることは間違いなし!明日、みんながどんな輝きを見せてくれるか、とても楽しみです♪
(プロジェクトメンバー 吉成)
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