

「下町商人スクール」3日目の今日は、高橋商店街の5つの商店の方々にご協力をいただき、子どもたちによるインタビュー形式での店舗学習からスタートしました。


各店舗を訪れる前に、全体で挨拶の練習をしました。お仕事中の商店の方々にご無礼がないよう、一人ひとりの子どもたちが真剣に練習していました。各店舗でのインタビューには時間の限りがあり、商品の陳列方法、お客様への応対方法、接客するうえで大切にしていることなど、聞きたいことが山ほどある中から、各店舗の特徴に合わせて質問項目をチーム内で確認しました。挨拶の練習と質問項目の確認が終わったチームから、商店街に出発です。


子どもたちは、プロの商売人を前に、最初は緊張した面持ちでインタビューを行っていましたが、3週間後の出店に向け、プロから学ぶチャンスをものにしようと、様々な視点からの質問を投げかけていました。


各商店の方々も子どもたちからの質問に答えてくださることはもちろん、質問とその回答がより深まるようなアドバイスをして下さり、子どもたちが出店する際に役立つ手法などを教えてくださりました。お忙しいところ、ご協力いただいた各商店の方々には、この場を借りて御礼申し上げます。


商店街から帰ってきてからは、各商店で得た知識などを班の全員で共有しました。「○○屋さんの陳列方法はうちの駄菓子屋さんの参考になった」など、具体的な気付きを自分たちの店舗運営に活かせるよう、真剣な眼差しで話し合いをしていました。
昼食後は、1、2回目と今日の午前中で得た知識を事業計画書と予算書に落とし込んでいく作業を行いました。お店のテーマ、ターゲット、お店で扱う商品、それに伴う販売・宣伝の工夫点や、店舗の外装・内装の特徴などを事業計画書に記載するために、チーム一丸となって白熱した議論が続きました。事業計画書を作成していくのと同時に、仕入れにはいくら必要なのか、販促費や店舗の外装・内装にはいくら必要なのかを考え、予算書も作成していきました。


この事業計画書と予算書をもとに、今度は模擬融資です。実際に銀行で融資を担当している社会人の方にお越しいただき、プロの視点から、お店のコンセプト、ターゲット、予算などを厳しい目で見ていただきました。融資は一度で通るものではありません。指摘された点を改善し、よりよい事業計画書と予算書の作成に子どもたちは奮闘していました。
次回は、駄菓子とおもちゃの仕入れに問屋に向かいます。江東区民まつりまで、あと3週間。子どもたちがどんなお店を作るのか、とっても楽しみです。
(チーフマネージャー 鈴木)
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タグ:キャリア教育