平成21年7月15日発売の「月刊社会教育」(8月号・特集 レクリエーションの最前線)に弊社代表の岩切が寄稿をいたしましたので、皆様にご報告申し上げます。社会教育の中で従来より行われているレクリエーションについて、これまでのレクリエーションの意義を改めて見つめ直し、これからの社会教育におけるレクリエーション活動のあり方について、最前線の考え方や実践を紹介し、検討する内容となっています。
弊社代表の岩切は、「子どもや青少年の社会的な成長と発達を支える場や機会をつくる」というタイトルで7ページに渡って、社会教育におけるレクリエーション活動の意義と必要性、夢職人での実践的な取り組み、今日の社会教育におけるレクリエーション活動の問題点について書き下ろしております。ぜひ、ご一読ください。
「月刊社会教育」(8月号・特集 レクリエーションの最前線)
【ISBN】03409-8
【著者】「月刊社会教育」編集委員会
【出版】国土社
【価格)定価700円(本体667円+税)
【発行】2009年7月15日
かがり火/レクリエーションの今日的課題 [二本松はじめ]1
レクリエーションの知られざる力 [鈴木秀雄]5
レクリエーション登山と教育課題 [笹瀬雅史]14
公民館での自然学習と親子の観察会 [南雲敏夫]22
ネイチャーゲームの最前線 [佐々木香織]28
ブレイクスルーとしてのケアリングクラウン [高田佳子]34
チャレンジド(障がい児童) と向き合って [飯澤志穂]40
子どもや青少年の社会的な成長と発達を支える場や機会をつくる [岩切準]45
公民館職員のためのレクリエーション研修 [山下要一郎]52
など
<特集内容>
社会教育の現場で多くの参加者を集め、(多額の予算規模でなされる)レクリエーション事業は、現在どのように展開されているだろうか。(を無視して社会教育を語ることはできない。しかし、)ともすれば「レクリエーション」は、趣味や遊び、あるいは事業の中で人間関係を円滑化するための手段や技術としてしかとらえられてこなかったのではないだろうか。こうした背景には、戦後、レクリエーションの導入時期に、労働に対する「余暇活動」、あるいは、安易な円滑な事業の手段として認識され、リーダー講習などに(非常に)せばめられた「レクリエーション観」が定着してしまったことが原因にあげられよう。
しかし、実際のレクリエーション活動は、近年では、福祉や医療現場でのリハビリ、環境教育、障がい児(者)の発達助長、さらには子どもの社会性づくり等、多様な場面で用いられている。本来の「レクリエーション」の意味は「再創造」であり、現代社会の蔓延する緊張から解放し、人生や生活をより豊かにし、自由時間を楽しみ、充実させるための活動などさまざまな活動すべてを「レクリエーション」としてとらえることができる。また、レクリエーション活動には、人と人、人と自然のつながり(関係性)を再生させ、さらに人間性を回復させていく機能が着目されている。
本特集では、「レクリエーションの最前線」とし、最前線の思想を紹介し、実践分析することによって、いま、地域的紐帯の崩壊、自然環境の破壊、居場所の喪失、深刻化する貧困など生存を脅かす現代的課題に対して、レクリエーション活動が有効であることを実証し、「レクリエーション」に秘められた社会的可能性をひらいていく。
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