本日は、5月21日から全5回隔週で開かれている映画上映会「知ること 楽しむこと やさしい暮らしのこと」の第二回目が開催されました。今日は、第1回目「トントンギコギコ図工の時間」と同じ野中真理子監督の作品である「こどもの時間」を上映しました。前回にも増して多くの方々にご参加いただき、大変活気のある上映会になりました。私は、前回と同様に上映会後のシェアリングの講師を務めさせていただきました。
「こどもの時間」は、あの「トトロ」や「崖の上のポニョ」などの名作を制作しているスタジオジブリの作品づくりの出発点となったという逸話のあるドキュメンタリー映画です。舞台は、埼玉県桶川市にある「いなほ保育園」。0歳〜6歳までの子どもたちが山羊と馬とロバとガチョウとニワトリと犬とクジャクと、火と水と風と土とともに生きています。もちろん、園内に遊具は一つもありません。たぶん、都市部に住んでいる方なら冒頭の10分を見ただけで衝撃を受ける映画だと思います。保育や教育に関係している方にも賛否両論のある映画でもあります。
現代では、子どもたちが日常的に満喫できた「あぶない、きたない、うるさい」遊びが許容されなくなりました。でも子どもたちの成長に必要な自由あそびには欠かせない要素でもあります。前回の「トントンギコギコ図工の時間」の時もお話させていただきましたが、人の成長に試行錯誤という学習プロセスは重要で、大人の作業のように効率化できないことを十分に理解しておくことが必要だと思います。
次回の太田綾花監督の映画「花のこえ」も素晴らしいドキュメンタリー作品ですので、ぜひ、ご来場ください!最後になりましたが、今回、このような映画シェアリングの講師の機会をいただき、関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。
(代表理事 岩切)
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