お菓子の家づくりから日を置くこと二日、青少年センターには小学1年生から3年生のキッズクラブの子どもたちが集まってくれました。クリスマスを目前に、みんなでケーキを作ります。どんなケーキを作るかは班のみんなのアイディア次第! 一体何が飛び出すか、わくわくしながら一日は始まりました!
午前中は段階を4つに分けて、ケーキを作るためのいろんな準備をしました。まず1つめの『カラダの準備』では、料理をするための服装と、手の洗い方をマスターしました。風邪や腹痛などが起こりやすいこの時期、衛生面にきちんと気をつけないと「ケーキを食べてお腹がイタイ!」なんてことにもなりかねません。しっかり学んでもらいます。ここでは5年生のお兄さんが、スタッフと並んで指導のお手伝いをしてくれました。この前一緒に遊んでたお兄さんが前に立ってる!手振りを交えた指導のおもしろさも相まって、みんなの目がくぎ付けでした。
続いて2つめ、『アタマの準備』では、ショートケーキの作り方を紙芝居で学びました。そして『キモチの準備』から、班に分かれての作業を開始!どんなケーキを作りたいのか?設計図を描いていきます。自分の気持ちとお友達の気持ちが繋がるように、一つの形を見出していくのは難しい作業です。笑いながら、はたまた首を傾げながら、みんなそれぞれのケーキの形を探っていました。
自分たちが作るケーキの絵とタイトルが固まったら『材料の準備』、お買い物に出発です。みんなが向かったのは商店街。スポンジケーキと生クリームは用意があるので、それ以外の必要な材料を自分たちで買い揃えます。けれどそこにはハテナがいっぱい!「地図にあるこのお店はドコ?」、「缶詰やフルーツはどこに置いてあるの?」、「どれくらい買えばいいの?」、「お金は足りるの?」、みんな頭をフル回転。相談し合って一つ一つ答えを出しながら、材料を揃えていきました。お店のひとに挨拶をして出てくるのも、大事な経験でした!
ご飯を食べて腹ごしらえを済ませたら、エプロンと三角巾を装着。手洗いを済ませて準備は万全、いよいよケーキ作りのスタートです。しっかりと食器や道具を洗ってから作業にかかりました。お菓子作りには実に様々な工程があります。ハンドミキサーや缶切りなど初めて使う道具もたくさんあり、包丁も持ち慣れないみんなにとってはチャレンジの連続でした。手分けをしたり協力したりして、少しずつ絵に描いたイメージを立体化させていきます。
そうして出来上がったのは、アイディア大爆発の6つのケーキ!うさぎりんごにも挑戦して、フルーツをいっぱい使った『フルーツケーキ』。スポンジを星型にカットして、金平糖やカラフルなお菓子をトッピングした『クリスマスツリーケーキ』。ポケモンと雪だるまをイメージして、黄色の食紅やサツマイモで色を付けた『雪ピカケーキ』。雪だるまをサンタにしたのは、赤い帽子を苺で作り、生クリームの下にたくさんの蜜柑を隠した『サンだるま』。三つの味と青い色こだわった『三色宇宙ケーキ』は、お菓子にまぶした食紅で舌の色が変わっちゃうサプライズがあり、『たっぷりケーキ』はその名の通り、乗せられるだけのフルーツとお菓子がスポンジの上にてんこ盛り!どれもこれも、『スポンジのうえはじゆうだぁぁああああ!』のタイトルに相応しいできあがりでした!
完成した後は親御さんも交えての発表会を行い、他の班のお友達の作ったケーキも試食しながら、自分たちで作ったケーキを味わいました。難しいこともたくさん乗り越えてできたケーキの味に、みんなにっこにこでした♪
さてさて、2008年の「あそびの達人」もこれにて終了。スタッフにとってはみんなの笑顔が何よりのクリスマスプレゼントでした。みんな、メリークリスマス! 来年の「あそびの達人」も、みんなで元気に遊ぼうね!!!
(プロジェクトメンバー 伊達)
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