

今月の「あそびの達人」では、小学1年生〜小学3年生と小学4年生〜中学3年生に日にちを分けて「あそびの達人」を行っています。本日は、小学4年生〜中学3年生の出番でした。小学4年生〜中学3年生の今日は、今までの夢職人でも作ったことがない「お菓子の家」作りです!


スタッフの紹介、班の役割を決めると、まずは、今日一日の注意点を聞きました。まずは手洗いの指導からです。普段のあそびの達人でも昼食前の手洗いなどは欠かすことはありませんが、今回は、料理企画ということで、いつもよりもしっかりとした手洗いをいつもご支援いただいている看護師さんから習いました。続いて、設計図作りの説明、買い物時の注意点、お菓子の家作りの注意点をひとつずつ確認していきます。子どもたちが自分たちが作りたいお菓子の家を作るということで、大人がどんなものを作るか提示したり、作り方を説明したりするわけではありません。あくまで注意点の説明だったり、道具の使い方だったり、になります。


注意点をひととおり確認すると、いよいよ設計図作りの開始です。自分たちの思いをいかにみんなに伝えるか?どんなお菓子を買うか?どんな家を作るか?みんな楽しくも真剣に話し合いました。考えや思いを出しやすくするため、アイデアをふせんに書いてもらったのですが、多くの子どもがふせんにどんどん絵を描いていきます!ふせんと言えば字を書くというイメージがあったのですが、そんな固定概念をとっぱらって、絵を描いていく姿を見て、思わず「すげーな!」とこちらが学んでしまいました。


ひととおりのアイデアが出しが終わると、班全体でそれをまとめ、次は買い物です。もちろん自分たちの家の材料は自分たちで調達します。買い物の中心は近所の商店街。普段はスーパーやコンビニでお買い物をする子どもたちもあまり見慣れない商店街に興味津々。でも、お約束で必ず決められた時間までに戻るということで、誘惑に耐えながら自分たちが必要な材料を探していきます。もちろん無制限に何でもお菓子を買えるわけではないので、「どっちのほうが安いかな?」とか「どっちのほうが自分たちの家を作るのに使いやすいかな?」とか話し合っている姿も多く見られました。買い物から戻ってくると、おつりをスタッフに渡すのですが、なんと、おつりが0円の班が!消費税が当然あるわけですが、ぴったりとなるためにどれだけ計算したのか計り知れません。


昼食と休憩を十分にとったら、いよいよお菓子の家作りの開始です。あれこれとアイデアを出し合った設計図を見ながら思い思いの家を作っていきます。和をテーマとして作った班は、他の班が土台となる食材を利用していたにもかかわらず、唯一それなしで家を作り上げてしまった班です。池を青のゼリーを使ったり、緑の食紅を利用してグラデーションを出したりする職人技は見事!ゲームキャラクターを基に作品を作った班は、なかなか思うとおりに出来ずに壊れることもしばしば。でも、諦めず最後まで作品を作り上げていました。一番笑顔と笑い声が絶えない班で、自分も加わりたいくらいでした。戦艦を作る班もいました。一番迫力があり、大きなバームクーヘンを丸ごと大砲として利用する豪快さ。にもかかわらず、細かいところまで作りこんでいく細やかさ。ひとりひとりの考えや技術をフルに生かしていました。世界遺産を作った班は中学生班。さすが中学生!見た目もさることながら、味のバランスも考えた、お菓子の使い方、フルーツの使い方を行っており、もっともバランスが取れていました。


作ったら、もちろんみんなへ紹介です。「おおー!」「すげー!」の連発。紹介する子どもたちも生き生きと紹介していました。そして、いよいよパーティーだ!ということで、保護者のみなさんも交えてのパーティです。本当にあれだけの量を食べられるんだろうか?という大人の不安もおかまいなし。気がつけば全部平らげていました。スペシャルゲストが登場したり、じゃんけんゲームをしたりと、楽しいパーティとなりました。


今年最後のあそびの達人は、みんなの考えや思いが爆発した「あそびの達人」になりました。来年も、またいっしょに思いっきり遊ぼう!
(プロジェクトメンバー 秋本)
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