2008年08月08日

奥多摩フレンドシップキャンプ2008〜おくたまだいさくせん忍者参上の巻〜(1日目/忍者・旅立ちの巻)

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 忍々! 拙者、奥多摩忍者下忍・玉助にござる。僭越ながら、拙者がキャンプ一日目の様をご報告つかまつる。待ちに待ったキャンプの日、空は晴れ渡っておりまいた。朝の亀戸北口公園には、続々と子どもらが集まって来申した。リュックはこれ以上ないほど膨らんでござる。皆、いっぱいの荷物とワクワクを詰め込んできたのでござろうか?

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 このキャンプで低学年の子らは、拙者たち忍者の仲間になって山の生活に取り組むのでござる。見送る母上どのたちに別れを告げたら、忍者修行の幕開けなのである!今日は金曜日。拙者たちにとってはキャンプの一日目でも、働く人々にとっては平日の朝でござる。駅は通勤する人でごったがえしており、電車は忍ぶ隙もないほどの満員でござった。一人もはぐれず目的地・奥多摩駅までたどりつけるか…早くもハラハラする時間のスタートになり申した。乗り換えは難関。スタッフも心得ており、乗り換えの度にホームで点呼を繰り返しおる。青梅駅で最後の乗換えをクリアするのを見たときは、拙者も一安心でござった。そんな拙者の気持ちなどつゆ知らず、さりげなく第一関門を突破した忍者たちは、電車の中でおしゃべりに花を咲かせてい申した。

 
さて電車が進むにつれ、景色は山のものへと変化して参った。奥多摩駅を降りて目に入るのは、何軒か隣り合って並ぶ土産物屋と、その向こう高くどこまでも続く山の連なりでござる。新米忍者の目にはどのように映ったでござろうか。はたまた暑さでそれどころではなかったか…。駅には拙者たちが忍ぶキャンプ場・『山のふるさと村』のバスが待ち構えてござった。お礼を言って乗り込む新米忍者たちを、バスは山の中へと運び込み申す。うねる山道を通りトンネルをくぐり…少しも行けば、もうそこは山深き秘境にござる。これからどんな修行が待っているのか?奥多摩湖は何も言わず、柔らかに緑の湖水をたたえていたでござるよ…。

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 キャンプ場に着いたらまずは腹ごしらえでござる!途中拙者の耳にもちらほらと、新米忍者の「お腹すいた」の声が届いていたでござる。はっはっは、皆、もりもり食べて元気復活である!ご飯を食べ終えると、皆に集合の声が掛かり申した。いよいよ修行開始でござるな! …おや? かと思いきや、前に立つ者、不可思議なことを口にする…「みんなに紹介したい人がいるんだ」。はて?もしや、あれは…!!!キャンプ場の奥から現れたのは我らがお仕えするお殿さま、奥多摩城に住む奥玉乃進こと、忘れ物が直らない忘れん坊将軍さまでござった!!さてもずいぶん慌てておられる。ああ、今日も忘れ物でござるか殿ー!!!殿が皆に仰せられる、「みんな、わしのバンダナとタオルと軍手と、せんたくばさみを探してくれ!みんなの荷物の中に入っているかもしれん!」「えー!?」

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 しかしこれが、新米忍者にとっては立派な修行でござった。必要な物だけ持って身一つで動く忍者に近づけるよう、まずは自分がどこに何を持っているのか確認が始まったのでござる。タオルや軍手はキャンプ中によく使う物。その他にも、自分の物とわかるよう、名前の書いていない物にはマジックでその場で名前が記されまいた。食器類は、取り出しやすいようビニール袋にまとめられ申した。初めは「めんどくさいよー」なんて皆しぶしぶでござったが、だんだんと手が動くようになりまいた。最後には皆で将軍さまの忘れ物も発見!将軍さまからお褒めの言葉もいただき、立派に忍者修行の第一歩を踏み出したのでござるよ。

 
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 テントに荷物を運び入れたら、次なる修行は忍術火とんの術でござる! まきを組み、かまどでご飯を炊き申す! のでござるが…、キャンプが初めてならマッチを擦るのも初めての忍者もいる様子。皆、火の恐怖を乗り超えて、美味しいご飯を炊くことができようか?拙者の心配は皆の不安。まずは先輩忍者からまきの組み方が伝授されたのでござるが、皆それはそれは集中して話を聞いておった。まきの間にうまく空気の通り道を作らねば、種火から炎は生まれぬ。各自練習、力をあわせたまき組みリレーを経て、いよいよ本番とあいなった。

 
しかしなかなか、マッチの火がまきに燃え移らぬのでござる!皆、全員で知恵を絞り、何度もまきを組み替え悪戦苦闘である。何度も、何度も頑張って、活き活きとした炎になったときは大歓声! あとは火の面倒をよく見ながら、ご飯が炊けるのを待ち申した。実は皆が炊いていたご飯は、高学年のお兄さん・お姉さんも食べるご飯でござった。そのため責任重大だったのでござるが、みんな苦労の末、一緒に美味しいご飯を食べることができまいた。火とんの術、みんな大成功でござるよ!
 
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 ご飯の後は、火を囲んでキャンプファイヤー。皆このときばかりは修行を忘れ、声を上げ、体を動かしまことに楽しそうでござった。日中あんなに動いたのに、いやはや皆元気でござるな!しかしこれで皆本当に疲れたであろう、と思いきや、くのいち忍者のテントでは、キャンプファイヤーの後もおしゃべりが続いていたのでござる…あれあれ、そろそろ寝ないと明日が大変でござるよー!!さて、拙者の報告はここらで終わりでござる。これにて御免!

(プロジェクトメンバー 伊達)


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posted by NPO法人夢職人 at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 子どもキャンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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