2009年09月09日

次世代育成支援対策地域協議会シンポジウム「こどもと家族の未来を考える」

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 本日は、江東区の亀戸文化センターにて江東区の「こどもと家族の未来を考える」シンポジウムが開催され、ぼくも代表に随行してご拝聴させていただきました。子どもの育成における家族の役割を考えるこのシンポジウムにはたくさん方々が訪れ、400人を収容する亀戸文化センターのホールは超満員。江東区のみなさんの関心の高さが伺えました。

 二部構成で行われたシンポジウムは精神科医で家族機能研究所所長の斎藤学氏の基調講演の後、江東区長と江東区次世代育成支援対策地域協議会の協議委員の皆様を交えてパネルディスカッションと続き、活発に意見が交換されました。

 斎藤氏は精神科医として長らく臨床に携わってきた立場から含蓄に富む話を展開され、多くの示唆をいただけました。
ダルトチルドレンや引きこもり、対親暴力、自殺など子どもをめぐる現代の病理は近代化が進む中で家族が担ってきた機能が変質してきたことに起因しています。母親が役割を過剰に負うことで子どもが依存的になってしまう、仕事等で父親が家に帰ってこない中で父に代わる「親」、つまり地域の身近なお兄さん、お姉さん、おじさん、おばさんがいないなどといったことが核家族化の進行や経済構造の進展によって生じてきました。そうした中での対策として親の関わり方を柔軟に考えることに加えて、家以外の場で子どもが巣立つための受け皿が必要だということを訴えておられました。

 パネルディスカッションに移ってからも、区民からの公募でパネラーとして壇上に立ったママさんたちから「向こう三軒両隣」といった人とのつながりが希薄になってきていることへの危機感から、新たに市民がネットワークを作っていく必要があるという発言や、山崎区長も、行政にできることできないことはあるが、市民の声を吸い上げて教育の活動を盛り上げていきたいという意見が挙がりました。拍手喝采のうちに終わったシンポジウムでしたが、それぞれの子どもたちが、価値があると思われて育てられる環境が市民の運動を通じて多様に作られていく必要があるという認識が共有される場となりました。

 印象的だったのは、子どもを育てる家族の重要性を話しつつも、すべて家族や行政にまかせるのではなく、市民が担う役割が期待されているということです。家族ですべて抱え込んでしまうのではなく、関わっていく主体が多様に拡充されていくこと、そしてその運動が持続的に起こっていくこと、そういう動きがこれからますます世の中から要請されていくのでしょう。

 私たち夢職人も、子どもの成長を手助けする団体として運動の担い手として活動をさらにまい進していきたいと思います。

(インターン候補生 よしなり)




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